2016年3月2日水曜日

金持ち中心社会の転換!

  金持ち中心社会の転換を
       リサイクルショップ「素人の乱」
       松本 哉さんインタビュー 
20114月に「原発やめろ」の15000人のデモを展開し全国から注目された、リサイクルショップ「素人の乱」の松本哉さんにインタビューしました。 
自力の生活圏めざす
いや〜、安倍晋三をはじめ自民党なんかをのうのうとのさばらせてる我々日本民衆の弱さを反省しないとね〜
 さて、社会が大量生産・大量消費のムダのかたまりのような社会で、あいかわらず窮屈な世の中。そんな状況をほっといて、金持ち連中が本気を出し始めて、いよいよやばい世の中になったらたまらない。黙って奴隷のように生活しててもしょうがないので、少しでも自力の生活圏や経済圏を作っておこうともくろんでいる。
 リサイクルショップというのはそもそもものを大切にするという仕事で、そういう人々の浪費によって成り立っている社会に対抗する意味もある。それに、物を通して地域の人たちとも仲良くなり、個別に分断された今の世の中でまた人の繋がりを生むという意味もある。そんな意味も含めて、2005年春、仲間と一緒に古着から中古家具家電、雑貨などを扱う「素人の乱」1号店を高円寺に開いた。当時、その商店街には閉まっている店が多かったが、商店街の人たちの助けもあり、次々と空き店舗を紹介され、勝手に広がっていった。と、店は一つの経営体にせず、店舗ごとの独立採算。自由に、人間として楽しくやれることを大切にし、困ったら助け合っている。 
つながりとネットでデモ
震災と原発事故直後の20114月には、高円寺で「原発やめろデモ!!!!!」を企画。高円寺は、お店をやってる人やミュージシャンやアート系など知り合いが多く、まず知り合いを通じて広がり、その後にツイッターやフェイスブックなどネットで広がった。ネットだけで情報を広げることもできるかもしれないが、やはり実際のコミュニケーションと直結した上での情報の方が強いと思う。デモの時は、期間限定でホームページを立ち上げ、そこで情報を出していった。高円寺の後は、渋谷10000人、新宿20000人、銀座8000人、新宿10000人と月1回、そして翌年の原発再稼働の時にもう一度デモを行った。当時、原発が爆発し不安だった。政府は情報を曖昧にし、ただ自粛ムード。「何かやりたいが出来ない!」、そんな人々の思いが原動力となって、大人数が集まったのではないか。
 一番大事にしていたのは、その都度解散すること。継続した運動というのも大事だと思うけど、こういう一気に畳み掛け様っていう感じの時は瞬発力を大事にしたかったので、一回のデモで政府に「参りました。原発やめます」と言わせたかった。ダメならこっちが「参りました」ってことで解散して、また次の大勝負のためにデモ主催グループを立ち上げる。こういう感じでやった。 
金持ち中心社会の転換を
戦争法案反対では、阿佐ヶ谷駅前で、警察には映画撮影という程で申請を行い、模造のミサイル積み、戦争にかかわる横断幕を貼り付けた悪の権化のような車を作り、それを群衆で破壊してしてひっくり返すパフォーマンスでアピールした。退屈なデモばかりでもつまらないので、「何事だ!?」と、たまには町中がびっくりするようなやり方でやってみた。また、戦争は相手があることであり、海外の民衆と手を組もうということになり、香港、上海、台湾、マレーシア、パリなどで同時に反戦アクションを展開。政府はいつも茶番劇のように他国と揉め始め、マスコミが面白がってそれを煽り、民衆が巻き込まれる。そんな手には乗らないということで、連携して行った。反原発運動以降、各地の反乱の拠点みたいな自立スペースとひたすら交流を続け、今はアジア中に友達がおり、今回の取り組みとなった。
 いまの安倍政権は、税金上げようとするし、憲法まで変えたがってるし、マイナンバーなどで民衆を縛ろうともするし、もうメチャクチャ。ニセモノくさい対抗手段じゃなく、金持ち中心社会とは発想も考えも違うような、民衆の自立空間や自分たちの生活圏をちゃんと強く作っていくことが、力にもなるし、それは自然と選挙結果にも影響してくるはず。それが、本当の意味で現政権を倒せることだと思う。


0 件のコメント:

コメントを投稿