子どもたちに
正しい歴史認識を育てる教科書を
(三多摩で開かれた教科書学習会の様子)
今年の7月から8月にかけて、採択地区の教育委員会で、中学校の教科書採択が行われます。東京には54の教科書採択地区があり、地区ごとに採択要項をつくり、教科書展示や学校回覧を経て、最終的には教育委員会で決定されます。東京では4年前の採択で、「戦争を賛美し改憲をすすめようとする社会科教科書」が、大田区と武蔵村山市で採択されました。そうした教科書の採択地区を増やそうという危険な動きが、今、全国で起こっています。
東京革新懇も参加する東京教科書採択連絡会は、以下の取り組みを呼びかけています。
①教育委員会に影響を与えるほどの宣伝…よりよい教科書を選ぶための学習会を各地区で広げ、宣伝を行う等、「戦争賛美の教科書は子どもに手渡さない」という声を町中に広げ、教育委員にも届くようにすることが大切です。さらに多くの住民から要請や陳情が寄せられたり、教育委員会の傍聴が増えたりすることも、教育委員に影響を与えます。
②直接教育委員会に意見を多く寄せる…住民が見やすい教科書展示を求め、毎日子どもたちと一緒に教科書を使って授業をすすめている教職員や住民の声を採択で重視することについて、教育委員会に要請しましょう。
③教科書展示で意見を書く…多くの人々に声をかけ、教科書展示を見に行ってよりよい教科書が採択されるように、意見を書きましょう。法定教科書展示期間は、6月19日から14日間ですが、採択地区で期間を延ばしているところがほとんどです。
④総合教育会議・教育委員会定例会の傍聴を位置付け、採択のための教育委員会だけでなく、今から、総合教育会議・教育委員会の傍聴にとりくみ、採択のための教育委員会(7月~8月)には、全力で傍聴を行うことが大切です。
残り4ヶ月間のたたかいを強めましょう。
0 件のコメント:
コメントを投稿